人生の目的は模索と失敗と挑戦が混ざりあう激しい渦のなかに

勉強する時間がほしい

海外の製パンに関する本を翻訳して

実際に焼いてみる

配合比率を変えて食べ比べをしてみる

 

今年のクリスマスにむけて

シュトーレンの試作をする

 

ありきたりではつまらない

せいわやならではの

想いの詰まった商品を開発する

 

そしていつか

ライ麦畑を作ってみたいとも

思っているのです

 

収穫したライ麦粒を

自家製粉をしてフレッシュな粉でパンを焼く

それを薪釜で作れたなら

なおさらいい

 

家庭菜園レベルなので

穀物の栽培に関する本を読んで

まずは基礎固めから

 

作業が続いた反動で

ダラりとするのではなく

まとまった時間がとれないのなら

隙間時間をつかって

上手に学ぶしかないのだと思います

 

 

窓の外にみえるのは

広大なライ麦畑

穂先が風に流されて

右へ左へとおどる

 

命が芽吹く春の暖かさ

蝉がなく夏の暑さ

葉が色づく秋の心地よさ

澄んだ空気と

身を縮める冬の厳しさ

 

季節によって変わる

生地、酵母の表情を感じながら

誰かのために

たった1人の顔を

いくつも思い浮かべながら

その人のためにパンを焼く

 

1から10まで自分で考えて

使う材料から工程まですべて

意味あるものとして形を作っていく

 

生地にふれあう時間が長すぎて

わたしがパンに溶けていくように

パンが私になっていくように

 

理想が、理想通りになるなんて

まずあり得ないでしょう

 

そもそも”理想”というのが

本心からくるのか

単なる憧れからくるのか

区別が難しいところもあります

 

でも、それはそれでいいのです

実際にやってみて違うなと思ったら

方向を変えればいい

 

そしてまた本物の理想にむけて

動き出したらいい

 

何がしたいのか

どう生きたいのかは

 

模索と失敗と挑戦が混ざりあう

激しい渦のなかで

見つかるはずだから