美容整形からの卒業

「美容整形からの卒業」とは、いっさい施術をうけないわけではありません。

HIFU、高周波治療、糸リフトといった美容医療は継続していて、今後ひかえている施術もあります。けれども美容整形の情報は伝えていきませんよ、ということです。

ここでの「卒業」とは「美容整形の情報発信からの卒業」を意味します。

なぜ卒業なのか。

美容整形に700万円投資。18kgのダイエットをへて容姿のコンプレックス、生きづらさを緩和。

この経験を中心にフリーランスのライター、カウンセラーとして活動をしてきましたが、まったく別の分野の仕事をはじめたこと。

以前のブログでもお話しした通り、フリーランスの仕事に「頭打ち、潮時だ」と感じはじめ、なかでも美容整形の発信に対しては明確に幕をとじた瞬間があったためです。

現在は、地元で有名なイタリアンcafeレストランの厨房で働いています。

今後のライフプランを考えたうえでの決断でした。路線変更、転職とも言えるのでしょうか。

平日でも日70〜80名が来店するお店です。

厨房は毎日、弾丸がとびかう戦場のよう。気を抜いたら流れ弾をくらって死ぬのでは?と思うくらい、慌ただしい労働環境。

過激な場にあえて身を置くのは、料理を仕事にしていくためのよい修行になっていることでしょう。

美容整形の体験談を6万字の文章に 書きあげて離れる機会に

selective focus photography of woman holding book
Photo by Leah Kelley on Pexels.com

2018年2月に顔の骨格、輪郭を変える美容整形をうけました。

手術内容はルフォー、SSRO、頬骨弓骨切り、オトガイ形成(以下、骨切り)です。

上アゴ、下アゴを切り、出ている口元を引っこめる。頬骨を押しこみ、アゴの骨をだるま落としのように切り抜いて小さくする手術。

目や鼻の整形をしても改善しなかった、コンプレックスの緩和に役立ちました。

note.com

正規価格582万円。フルフェイスモニター適応により、352万円かけた11時間の顔面大工事。

この体験談を6万文字の有料noteにまとめました。

(右下に5万6000文字とありますが、追記をして正確には6万4000文字になりました)

この有料noteを完成させ、不思議とやりきった感がありました。私の役目は終わったな、という感覚も。離れるちょうどいい機会かもしれない、と思ったのです。

長らく、ブログやツイッターで美容整形の情報を誰にでも読める形で提供してきました。離れたかったのは、情報発信の責任が胸に引っかかっていたのもあります。

簡単にいえば、私が整形の情報発信をしたことにより、手術をうける人が増えたのです。

「マックスファクス銀座クリニックにカウンセリングに行きました」
「seinaさんのブログをみて、実際に手術をうけました」

という報告を多数いただいたり。

そのほか、相談のメールが100通以上届く、クリニックの予約が取りづらくなる、美容整形のwebサイトのコンサルの依頼。

マックスファクス銀座クリニックで手術をする方と、手術の数日前にお会いしたり。なぜか私のブログが中国に流れ、中国のお客さまが増えたそうです。

私が発信した「情報の影響力」を肌で感じていました。

骨切りは、顔の変化が大きい分、リスクも大きくなります。

私の場合、麻痺が残る、機能的な障害が残ることはありませんでした。術後3年以上がたち、結果には満足しています。担当医には真摯な対応をしていただき、医師選びに間違いはなかったとも捉えています。

詳細は控えさせていただきますが、術後の結果には満足しているけれど.....というご連絡も。実際、顔の変化が大きすぎて心がついていかず悩んだ時期もありましたし、予期せぬトラブルも起きました。

顔を大きく変え、人生を左右する可能性のある整形。それをうける人が増えるなんて。とても怖いことです。よい方向に変わる人もいれば、表にでないだけで悪い方向に変わる人もいるはず。

これから手術をする方、検討している方の安心材料になるはずだと信じて体験談を書きました。術前、私が知りたかったことを書けば、これから手術をされる方の役に立てるのではないか......という気持も込めて。

そこを有料にしたのは、役に立ちたい気持ちがある反面、安易に整形をする人を増やさないため。閲覧を制限する。見られないようにする。

デメリットな意味のほうが強いかもしれません。

活動理念をこれからの生き方で

美容整形の情報発信は終わり。

では、今後は一体なにを発信していきたいのか?となります。

これまでの活動理念は「昔の私のように容姿、こころ、生き方に悩む女性を幸せにする」でした。

幸せにするは大袈裟かもしれないけれど、発信内容を通して前向きな感情をあたえてよい方向に導くことはできる、という考えのもとです。

この理念は変わっていません。

今まではライター、カウンセラーを通して理念を遂行してきた。それを「生き方そのもの」に切り替えていきます。

実現させたい生き方を追求し、その過程を発信して活動理念を遂行する。行動で示していくつもりです。

昔の私のような女性に対して、私がしていることを伝える。これだけでも、何らかの前向きな感情は与えられるのではないかと思います。

例えば、やりたいことがあるけれど実行できない。でも、私の発信をとおして「私にもできるかも」という行動に起こすきっかけが持てるかもしれない。

コンプレックスばかりで悲観的で、精神的にも問題があり人生さえ諦めていた私が、それが今では自分の道を見つけて行動に起こしている。

「なりたい自分にはなれるのだ」という気づきを与えられたり。

なりたい自分にはなれる。これは本当にそう思います。

スモールステップを踏んで最終的なゴールを目指す

料理を仕事にするために始まっているのは、ハロウィン用ケーキ、誕生日用ケーキの作成です。

あるご縁で出会った方から、ご依頼がありました。

今年12月には、食品衛生管理責任者の受講を控えています。

取得できたら菓子製造許可のあるキッチンで商品を作り、地元のマルシェに出品するのが直近の目標です。

最終的なゴールは、お店を出すこと。しかし、未経験で知識もない人間がいきなり出店しても失敗するだけ。

最終的なゴールを思い浮かべながら、さまざまなスモールステップを踏んで進んでいきたいと考えています。

今、厨房で働いているのスモールステップのうちの1つ。

▲なぜ料理を仕事にしたいのかは、こちらの記事で