ビスポーククリニック主催 美容セミナー「キレイの近道」に参加してきました

美容整形のイベントにはどんどん参加しちゃうseina(@st_0905)です。

2019年10月21日(月)、ビスポーククリニック主催 「美容セミナー キレイの近道」が都内で開催され、参加してきました。

今回のセミナーを知ったきっかけは、鼻の再手術先として、ビスポーククリニックさんを検討している最中の出来事でした。

今回は参加者として、美容整形の情報発信をしているものとして、どんなセミナーだったのか、セミナーではどんな学びがあったのかをまとめたいと思います。

掲載許可について

この記事はビスポーククリニックの室 孝明院長から許可をいただいた上で執筆しています

セミナーの全体像 美容外科との距離を縮めるが主テーマ

美容外科にある「ちょっと怖い」のイメージを払拭するために開催された、美容セミナー「キレイの近道」。

一体、どんなセミナーだったのでしょうか。セミナー当日のプログラムを紹介します。

  1. 室先生からの講義
  2. 参加者からの質問回答
  3. スペシャルゲスト椿そらさん×室先生の対談
  4. 公開カウンセリング

予定していた「4.公開カウンセリング」は、参加者の要望により室先生の講義に変更。

開始〜終了まで美容整形づくしの内容で、大変満足でした。

満足だったのは、講義内容の密度の濃さもありますが、医療関係者ではない人間がレベルの高いセミナーに参加できたことです。

美容整形の情報発信を細やかにしている身として、新しい情報は仕入れておきたい、勉強したい。日本美容外科学会総会に参加しようと考えていましたが、素人が参加するのは敷居が高すぎる。参加費も高額。

参加しても、内容が理解できず「ついていけなかったらどうしよう」という不安もあります。

また、有名な美容外科医が主催するセミナーが定期的に行われていることは、以前から知っていました。が、もちろん医療関係者以外の参加はNG。参加したいけど、参加できずにいる欲求不満さも、このセミナーに参加して払拭できたように思います。

誰でも参加できる、美容整形のセミナーはありがたい。しかもふんわりした内容ではなく、資料や症例を交えながら、本格的な講義だったのも満足度が高まるポイントです。

室先生の講義だけでもいいので、またぜひお願いします!

室先生の講義内容 詳細は秘密だけどちょっぴり公開します

「ネットにセミナーの様子を流せばたくさんの方に情報提供できるのは確かだけど、わざわざ足を運んできてくれた方だけに伝えたい」

セミナー開始前、こう前置きする室先生。

お気持ちを尊重して、講義内容の詳細を書くのは控えますが、簡単に説明するとこのような内容でした。

  • 医師、クリニックの選び方
  • 医師によって意見が違うときの考え方
  • 日本と韓国の違い
  • 美容外科における美しい顔、可愛い顔の違い
  • 本当の黄金比とは
  • わかりにくい手術の説明
  • 手術の優先順位 

など。

▲ありがたく、たくさんのメモを取らせていただきました。

渡韓経験のない私は、韓国の整形事情にノータッチだったので「日本と韓国の違い」は役立つ情報でした。

海外で整形する。それだけでリスクは増えるわけです。言葉も通じない中で、何かあったらどうしよう。不安で踏み出せず仕舞い。

でも、意外と韓国いいかも。笑

「ライトな施術ならいけそう」と渡韓への思いが高まり、近々渡韓するかもしれません。

セミナー後半は椿そらさん×室先生の対談

セミナー後半はスペシャルゲストの椿そらさんと、室先生の対談。

椿そらさんは、新宿歌舞伎町「Gentleman'zClub」所属の現役キャバ嬢さんでありながら、YouTuberやモデルとしてご活躍中の方。

▲チャンネル名は【おそらTV】 。5000万円で家を買うこの動画、再生回数は156万回と超大人気!

▲リアル椿そらさんはこちら

生きるお人形のよう。本当に同じ人間ですか?

ただそこにいて、普通にお話しされているだけでも絵になる......整形欲が高まります。

▲ここには書けない赤裸々トーク中の様子

女性へのおもてなし満載 選べる飲み物 タルト お土産まであり

セミナー会場には、フリードリンクコーナーや有名店のタルトまで完備。

▲暖かいコーヒー、紅茶。肌寒かったので助かる。

室先生のご好意で、有名店のタルトまで用意していただきました。これが、激うま!

▲お茶、ジュース、ミネラルウォーターなど

飲み物が選べるだけでワクワクしませんか? 私はします。

しかも、グリシルグリシンCSローション2本、トラネキサム酸5%配合クリーム、消臭エチケットサプリのお土産つき!

喜ばない女性がいるはずがない。

セミナーでの学び 半永久的な効果に魅力を感じても「元に戻せる」が重要

「整形は元に戻せることが重要」

室先生はセミナー中、元に戻せることの重要性をくり返しお話しされていました。

整形慣れすると、リスクの高い施術も簡単に決断しがちになります。

私は2018年に、ルフォーSSROと輪郭形成(*1)をしました。整形の中でも、最大級にハイリスクな骨切り。11時間かかった手術。だから、切ったら元に戻せない施術であっても、ほかの施術は私にとって「大したことない」と思えてくるんですよね。

人中短縮(*2)がブームになった時期は、切ったら戻せないにも関わらず「人中短縮したい」と考えていました。人中短縮は不要と判断したのはいいけど、今度は鼻翼縮小(*3)も検討しています。鼻翼も切ったら戻せないのに。

また、人中短縮はほかの施術でも代用できます。しかし、人中短縮の効果は半永久的だからこそ、魅力的にみえるマジック。

人中を短くみせる方法で1番簡単なのが、上唇へのヒアルロン酸注射です。気に入らなければ溶かせばいいですし、ほっといても吸収されます。でも、半永久的ではないので、半年に1回は入れ直す必要があります。

例えば、1年に2本のヒアルロン酸を使うとして、年間あたりの費用は10〜15万円。これを死ぬまで続けたら、一体いくらかかるやら。「だったら切ったほうがいいよね」となり、元に戻せない施術である人中短縮に引き寄せられちゃう。

でも、こういう思考は危ない。本当は「メイクで工夫する→それでもダメだからプチ整形→それでも気に入らないから半永久的な施術」と、小さな歩幅で進むのが安心安全な方法。

今まで、美容整形で大きな失敗はありませんでした。

でも、次に何気なくした施術が、取り返しのつかない事態を招くかもしれない。今後整形するのであれば、整形をはじめた頃にあった慎重さは失ってはならないなと再確認しました。

慣れや大きなトラブルがなかった成功体験があると「整形怖い、こうなったらどうしよう」という不安が、薄れていくような気がします。

低リスクな改善方法で試行錯誤しようともせず、ヒョイっと整形しちゃう。

美容外科医の立場からのお話だと、元に戻せることの重要性がより一層深いものに感じます。

鼻翼基部に入れる素材に悩む 自家組織と迷うもプロテーゼにすると決めた

ルフォーSSRO後にへこみが強まった、鼻翼基部(*4)。

ここに膨らみを出すための素材に悩んでいました。とりあえずヒアルロン酸で試すつもりでしたが、問題はその後なにを入れるのか。

複数の医師から意見をうかがうと、プロテーゼ(以下、プロテ)よりも自家組織派(*5)の先生が多かったんです。

砕いた肋軟骨か真皮脂肪がいい、プロテよりも自然で馴染む、違和感も少ないと。プロテを入れても抜く人が多いよと。

おお、そうですか。鼻の手術で肋軟骨使うときに、鼻翼基部にも砕いた肋軟骨入れてもらえばいいかな。

と、結構フランクに考えていました。

信頼している医師から自家組織をプッシュされてると、メリットばかり注目してしまうのですが、メリットがある反面、修正が難しいことや吸収が起きるデメリットもあります。

でも、室先生の話を聞いてから、考えが一変。やっぱりプロテにもプロテのメリットがあるなと。

セミナー最後の室先生の質問コーナーで、コミュ障大爆発させながら「鼻翼基部に入れる素材に迷っている」という質問させていただきました。

室先生からの回答は、

  • 自家組織もいいところはあるし、自家組織を使って手術をしている先生を否定するわけではない。
  • でも、元に戻せる、直しが効く方が重要だと思っているのでプロテを勧める。
  • 鼻翼基部プロテーゼを入れて抜く方もいる。もし入れて違和感がなければ、肋軟骨で同じ形を作って入れればいい。
  • 自家組織だと何割かは吸収されてしまう。約束して決めた形を維持できないのはイヤ

でした。

最後に、

「これが最後と思ってほしくない」

と、強く言っていた室先生。

私もそう思います。

美容整形は元に戻せるのが重要。私も積極的に伝えていきたい考え方です。

室 孝明医師と椿そらさんのプロフィール

ビスポーククリニック院長 室 孝明 医師

埼玉医科大学卒業。鼻の再建外科を学ぶため、東邦大学形成外科学講座に入局。専門医取得後はヴェリテクリニック福岡院の院長として、銀座と博多で治療に従事。学会活動、TV、メディア等でも幅広く活躍。2017年1月に美容外科・形成外科ビスポーククリニックを開院。日本形成外科学会認定専門医、日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医、日本抗加齢医学会認定専門医。

ビスポーククリニックHP
室 孝明医師 ブログ
室 孝明医師 Twitter
室 孝医師 Instagram

現役キャバ嬢 YouTuber兼モデル 椿そらさん

新宿歌舞伎町「Gentleman'zClub」に所属中の現役キャバ嬢。その傍ら、人気YouTuberや全国の有名キャバ嬢が掲載される「maison de beaut」のモデルとしても活躍中。

椿そらさん Twitter
椿そらさん Instagram
椿そらさん YouTubeチャンネル 【おそらTV】
Gentleman'zClub (ジェントルマンズクラブ)s
maison de beaut(メゾン・ド・ボーテ)

用語解説

*1 ルフォー SSRO 輪郭形成......ルフォーとは、上アゴを移動させる施術のこと。正確には「上顎短縮骨切り術」や「Le fort I型骨切り術」と呼ぶ。いっぽうSSROとは、下アゴを移動させる施術のこと。正確には「下顎枝矢状分割法」と呼ぶ。

美容外科でのルフォーSSROは、上アゴ短縮+下アゴ後退の組み合わせが一般的。ただし人によっては、前進移動が必要なケースもある。この記事においての輪郭整形とは、筆者が経験したオトガイ水平骨きり術、頬骨弓骨切り術(アーチインフラクチャー法)を指す。

*2 人中短縮......人中短縮とは、鼻の下を切開し皮膚を切除することで、鼻の下〜唇までの距離を縮める施術のこと。医師によっては皮膚の切除だけではなく、筋肉の処置を行うこともある。傷あとが残る、唇や鼻の変形、口を閉じにくくなるなどのデメリットがある。

*3 鼻翼縮小......鼻翼(小鼻)の幅を狭める手術。鼻翼の外側から切開する「外側法」と、鼻翼の内側から切開する「内側法」の2種類の方法がある。

*4 鼻翼基部......鼻翼基部(びよくきぶ)とは、鼻翼の付け根部分のこと。ここに凹みがあると、ほうれい線が深く見えることがある。鼻翼基部に膨らみを出すには、ヒアルロン酸 脂肪 真皮脂肪 砕いだ肋軟骨 プロテーゼ ハイドロキシアパタイトなどがある。医師によってはゴアテックスを使う。韓国では鼻翼基部に関する施術を「貴族手術」とも呼ぶ。

*5 自家組織......美容整形でいう自家組織とは、そけい部や臀部から採取した真皮脂肪、肋から採取する肋軟骨、頭皮から採取する筋膜、耳から採取する耳介軟骨、鼻中隔から採取する鼻中隔軟骨がある。それらをまとめて「自家組織」と呼ぶ。