むちゃ食い 非過食嘔吐を克服するまでの道のり (15)何をしても過食が治らないなら心の問題と向きあおう

こんにちは、seinaです(@st_0905

これまで、過食克服の記事を書いてきました。

過食克服には、基礎になる「身体」を整えるのが先決。そのためには食事(栄養)、睡眠、運動を整えるのが必要ですよ、というお話しでした。

ここから先は、過食克服につながる「心のあり方」について書いていこうと思います。

以前のツイートで、過食が起きるメカニズムは3つにわかれる、というお話をしました。

1.栄養・カロリー不足型

根底には痩せたがりな気持ちがあり、それによって無理な食事制限。身体が飢餓状態になり、強い過食衝動を引きおこす。しかし、再び痩せたがりな気持ちが作用して、無理な食事制限をする。つまり過食→拒食を繰り返している状態のこと

2.精神的ストレス型
自己否定、自己嫌悪、自分の体型を悪く評価する気持ち、過食をくり返す罪悪感や後悔など。ネガティブな感情全般によるストレスを紛らわすために、過食が起きている状態

3.混合型(栄養カロリー不足+精神的ストレス型)
1と2が両方あわさっている状態

痩せたい気持ちが根底にあるなら、食事量をふやすのは簡単ではありません。ですが、極端な言い方をすると「栄養・カロリー不足型」を解決したいなら、食べればいいわけです。

しかし「精神ストレス型」と「混合型」の場合はどうすればいいのかが、問題。

もしこの記事を読んでいる方が両者に当てはまるなら、

  • 過食をしたくなる状況は何か?
  • どんな感情を抱くと過食したくなるのか?

これらを把握していただきたいな、と思います。

「そんなのわかっている」と、思われる方もいるかもしれません。でも、過食衝動に対処するだけで精一杯。もしくは、過食する自分を責めてしまったり。意外と把握する余裕がない方が多いのではないでしょうか。

過食衝動に流されているばかりで、原因がわからない。食べてしまうのは、私が弱いせいだ。そう思っていたのは、これを書いている私自身なので。

太っている私は価値がない 痩せたがりな気持ちによる偏食

過食に苦しんでいたころをふり返ると、あきらかに「精神的ストレス型」と「栄養・カロリー不足型」があわさった「混合型」の過食でした。

精神的ストレスは、根底にあった「痩せたがりな気持ち」が要因になっていました体重は62〜64kgで「50kgになりたい」と、いつも高い理想を思い浮かべている。そして「目標に届いていない自分はダメ」と、常にマイナスな評価をくだす。

そのほかには、自分の中で「〇〇kgならOK」「〇〇kgならNG」と、体重によって自分を評価する癖も。NGラインになると、自分の価値がゼロになったような絶望感に襲われていたのです。

栄養・カロリー不足を起こしていたのは、痩せたがりな気持ちからくる「偏食」です。

当時の食事内容は、ちょっと異常だったかもしれません。

糖質は一切食べません。今はたっぷり食べている果物、根菜はもちろんダメ。トマトやブロッコリーも糖質が多いからダメ。ヨーグルトは意外と糖質が多いから、豆乳ヨーグルトしか食べない。お菓子、パスタ、冷凍食品、お米なんてもってのほか!

なぜか、ちゃんとした食事(定食など)に恐怖心がありました。「たくさん食べると太る」というマイナスイメージ。塩分が多く、むくんで体重が増えるのが怖かったからだと思います。

そのため、単品食べの食生活でした。サバ缶、ゆで卵、納豆、豆乳ヨーグルト、火を通したキノコ類をそのままで。エサのような食事です。美味しさは不要。

しかし、こんな食生活は長く続きません。我慢の限界がくると、禁止している食品(主に糖質)をありえないほど食べる状態。

じゃあ、禁止しなければいいじゃない……となりますが、すでにダイエットに乗っとられた生活。頭の中は「体重、ダイエット、痩せること、食事制限、運動」で埋めつくされ、行動をおこす基準は「痩せるかor太るか」がすべてたっだのです。

今度は、食べた罪悪感やモヤモヤを引きずり、その精神的ストレスを過食として発散。そして、ふたたび単品食べの食生活に戻る。悪循環ですよね。

痩せたがりの気持ちが強いというより、容姿全般的に囚われていたのだと思います。

「禁止している食べ物=自分を醜くする食品」というレッテルもあったので「昨日に比べると醜くなったのではないか」という不安感から、人との約束を断り、引きこもることも。

食事を整えても過食が止まらない こころと向き合うべき?

体重の数値に敏感になる。体型をつねに気にする。食事をとると「太らないだろうか、醜くならないか」と不安になる。体重が増えると価値がなくなったように感じる。

そんな異常な状態にいる私自身が、いちばん苦しかったのです。いい加減、普通に生きたい。

過食を治すには知識が必要。過食とはどんな病気かを知るところからはじめ、このブログで書いてきたように、脳の仕組みや栄養について勉強をしました。

栄養は心と身体だけではなく、過食とも深いつながりがあると理解したので、食生活の改善からスタート。

禁止していた糖質も、勇気を出して食べるように。でも、思ったように過食はへりません。

食生活の改善で「栄養・カロリー不足」を解決できたものの、精神的ストレスを起こしていた「こころの問題」はノータッチだったからです。

混合型の場合、ややこしいのは「栄養・カロリー不足」と「精神的ストレス」の2つの原因があること。

片方だけを対処しても、根本的な解決にはなりません。

精神ストレス型 混合型の過食 原因を知るのが克服の第一ステップ

カロリーをとっても、栄養面に気をつけても過食が治らない。

そんな方は精神的ストレスによって過食がおきている。つまり「こころの問題」で過食がおきていると、疑ってみてください。

私がこころの問題による過食を落ちつかせるのに効果的だったのが、過食の原因を知るでした。

具体的な対策は、まだしなくた大丈夫。どんな気持ち、またはどんな状況になると過食したくなるのか、原因を知るだけでいいのです。

なぜなら、安心感がプラスに働くから。

理解できないこと、わからないことには、不安になりますよね。でも、推測でもいいので原因を知ると「なぜ過食してしまうんだろう」という不安がなくなります。

不安からくる過食もなくなりますし、「私の我慢が足りないからだ」という意味不明な自己否定もなくなり、精神的ストレスの緩和につながるのです。

原因を知るには、自分を観察・分析すること。私の場合、ある一定の「状況」と「こころの動き」が過食を引き起こしていると気がつきました。

<過食をしたくなる状況>

  • 特定の食品を禁止する
  • 疲労が溜まっている、寝不足
  • 心のモヤモヤが蓄積して発散できていない
  • 大きなストレスから解放されたとき
  • 1日中外出をして、帰宅したとき
  • 自宅でひとりで映画鑑賞をしているとき
  • 手持ち無沙汰で、自宅でひとりでいるとき
  • カロリーを無理に減らした状態が3〜4日続く(1200kcal以下だと反動が大きい)
  • 食欲を促す食事をとったとき(お菓子、ナッツ類、パンやパスタなどの小麦製品)
  • 自宅にすぐ食べられるものがあるとき(ドライフルーツ、ナッツ、頂き物のお菓子)

<心の動き>

  • 体重が増えていてショックをうける
  • 体重が想像していた通りに落ちないとき
  • 達成感、充実感が不足している
  • 食べすぎ、または過食を後悔する
  • 自分自身を無価値だと感じたとき
  • 欲求を抑圧する(食べたいけど食べてはダメ、したいけどしちゃダメ)
  • 早く痩せようと焦る(何月までに〇〇kg痩せる、という目標もNG)
  • 自分を急き立てる(頑張らなきゃ、完璧にやらなきゃ)
  • 自分の体型を卑下する(デブ、太い、もっと痩せなくちゃ)
  • 容姿に対して劣等感を抱く(自分よりもキレイな人と接する、SNSでキレイな人をみる)
  • 自己否定、自己嫌悪する(過食する自分はダメなやつだ、能力のない価値がないやつだ)

このように羅列してみると、色々なことが理解できます。

過食が起きやすい状況だと「食欲を増加させる、無理なカロリー削減、精神的ストレスが発散できていない、疲労が関係した状況、寂しさを感じやすい状況」が、過食スイッチになっている。

いっぽう、こころの動きの内容もさまざまですが「自分を嫌う気持ち全般」が過食にむかわせているようです。

「容姿(体重、体型、顔)=自分の価値をはかるもの」という方程式ができあがっているんだな、とも分析できます。だから、特定の食べ物を禁止したり、カロリーを減らしすぎたり、体重に左右されやすい。

というように、過食の原因を知ると、自分自身の理解が深まり、なんとなく安心感がもてるようになるのです。

精神的ストレスによる過食克服には、この「原因を知る」が第一ステップになったと思っています。

過食の原因を探すには「ネガティブな感情」に注目する

過食に悩んでいる方へ。

訳がわからずに過食衝動に流されていませんか。過食するのは、すべて自分が弱いせいだ。我慢が足りないせいだと思っていませんか。

実は、そうではないのです。

人それぞれ、かならず原因があります。原因がなければ「過食」という行動は絶対に起きないからです。

心理学的な観点からみると、人間が行動をおこすには一連の流れがあります。

<人間の行動をおこす流れ>

  • 出来事をみる、聞く、触れる(知覚)
  • 知覚した情報をとらえる(認知)
  • 認知した内容をもとにネガティブ、またはポジティブな感情が起きる(感情)
  • 感情にそった行動を起こす(行動)

「④行動=過食」をおこすには、絶対に「①知覚 ②認知 ③感情」を通らなければなりません。

知覚は避けられないので「②認知」と「③感情」が注目するべきところ。これが過食をおこす刺激、ないし原因になります。

そもそも過食の役割のひとつは「ネガティブな感情を発散する」なので、ネガティブな感情が刺激になっているのは確定的です

であれば、「ネガティブな感情がおきる仕組み」を知ると原因がみつかりやすい、ということになります。

ここで、重要な質問です。

ある出来事に対して、どんな捉え方をするとネガティブな感情がわきますか?

これを深く考えるのが「精神的ストレス型」と「混合型」の過食を克服するために、重要なステップになります。

出てきた答えこそ、過食克服のカギ。よく考えてみてくださいね。

直接お会いして原因の深掘りをお手伝いしたいところですが、ブログではそうはいきません。

今後は過食克服の「こころのあり方」を解説するため、詳しい原因の探り方、対策の立て方、痩せたがりの気持ちとの付き合い方などついて、記事を通してお伝えできればいいなと考えています。

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過去の過食克服記事

▲これまで執筆した過食克服の記事は、こちらのページにまとめています。

この記事を書いた人

Seina

整形と減量で生まれ変わったライター。当ブログでは「美しくなること」をメインテーマに執筆。コラムやエッセイはnoteで更新中。ご連絡はお問い合わせからお願い致します。>詳細プロフィールはこちら