菓子製造許可が降りたキッチンを借りてバレンタインスイーツを販売したら90分で完売した

various tasty pastry placed on counter

スーパーの店頭にチョコレートが並ぶ時期がすぎましたね。

地元のスーパーでは、14日の夜からGODIVAのチョコが見切られていました。

本来だったらバレンタインの贈り物として、夫に手作りお菓子をつくっているはずだったのですが、今年は作れませんでした。

マルシェにバレンタイン向けスイーツを出品するため、全力投球したからです。

自分の商品を販売する。生まれて初めてのこと。買ってもらえるかどうかもわからない。

時間をかけて手間暇かけてつくっても、売れ残るかもしれない。

パン屋さんのスペースを借りて出品 90分で完売

baked pies and bread in baskets
Photo by Maria Orlova on Pexels.com

「マルシェに出品した」といっても、いまいち想像できないですよね。

マルシェを簡単に言えば「複数の出店者が商品を出品しあう場」のことです。

よく道の駅にいくと、さまざまな農家さんの野菜やお惣菜が並んでいますよね。あんな感じです。その出品者側になりました。

私の場合はパン屋さんの一部のスペースを借りて、商品を出品しました。

ちょうどバレンタインに近い日程だったので、デビュー戦はバレンタイン向けスイーツ。何を作ろうか悩みました。チョコレート系は絶対だけど、衛生面を考えて焼き菓子がいい。原価の問題もある。

バレンタインだから贈答用を意識した方がいいだろう。ブラウニーを箱詰めすることに決定。そのほかには、手軽に食べられるチョコレートクランチを。

いざメニューが決まると、今度は試作。

上手くいかずに改良を重ねながら、練習だけで18cmのスクエア型のブラウニーを計10台焼きました。冷蔵庫、冷凍庫がブラウニーだらけ。職場に配り、親戚・友人に送り……。

菓子製造許可がおりたキッチンを借りて、いざ本番。2品を作成しおわるまで3時間。翌日にまたレンタルして、カット・梱包に3時間。

ここまでやって売れなかったらどうしよう。実際に出品してみたら、予想をはるかに上回る売れ行き。出品した私自身が驚きました。

なんと、オープン90分で完売御礼。ありがとうございました。

利益は手元に残りにくい それでも私は作って届ける

マルシェに出品する商品を作るには、食品衛生責任者を修了したものが、菓子製造許可がおりたキッチンで製造するのが大前提です。

菓子製造許可がおりたキッチンを所有していないので、作成から梱包まですべての工程が終わるまでレンタルし、商品を作りました。

レンタル時間は、6時間。

積極的にオーガニックの薄力粉、チョコレート、ココアパウダー、はちみつ。未精製の砂糖、グラスフェッドバターなどを取りいれているため、原価だけでも高めになっています。

それなりに価格をあげて販売していますが、キッチンレンタル代は売上の45%にあたるので、手元に残るのはそこまで大きい金額ではありません。

利益優先でやろうと思えば、いくらでもできます。

バターを使わずにショートニングにする。安い薄力粉、白砂糖を使う。添加物を加えて日持ちさせる。

原価がさがった分、利益を上乗せできます。日持ちもしやすい点では、出品者としては有難いことです。

長く販売期間を持てる、つまりそれだけ買ってもらえるチャンスがあるわけですから。

では、利益が低いのになぜやるのか?

大切な人への贈り物になるようなものを作りたいからです。

私が作ったもので健康になってもらいたいからです。

よい影響を受けてほしいからです。

だから、不誠実なことは絶対にしたくない。

その思いだけです。

あなたの親、子供、パートナー、親戚 大切な人に勧められるものを

商品を作りながら、思い浮かべていることがあります。

食べてくれた人が、

「美味しい」
「この商品、いいわね」
「また買いたい」

と、前向きに捉えてくれる。

さらに両親、お子さま、旦那さまや奥さま、親戚に贈りたい。勧めたいと思ってもらえる。そんなビジョンを。

ブラウニーの生地を分離しないように、温度を測りながら慎重に混ぜるとき。

トッピングをきれいに見えるように乗せているとき。

生地の破片末で、パッケージが汚れないように慎重に詰めているとき。

思い浮かべています。

だからこそ、原材料は質のよいものを使うのは、絶対に曲げられないのです。

大切な人。たとえば夫、友人にお菓子や料理を作るとき。いい食材を積極的に使っています。

なのに、お客さまに作るものは粗悪な原材料を使って利益を得る、というのは違うのではないかとも。そういう商売はしたくはないのです。

わたしにとって大切な人も、お客さまも平等。誰にも嘘はつかず真っ当なビジネスをしたいのです。

よい商品を作る。大切な人に勧められるような商品を作る。そんなものが届けられたらいいなと思っています。

私たちは「静和屋(せいわや)」です

静和屋(せいわや)

というブランド名で活動しています。

「私たち」と表現したのは、私が活動する背景で夫の大きな支えがあるからです。いつか私たち夫婦のお店なり、工房なりを持ちたいと考えているので、私たち。

そして、私と、夫の名前の頭文字をとったブランド名でもあるためです。

デビュー戦は完売御礼となりました。が、戦はまだはじまったばかり。

土曜日限定でオープンしているお店で、毎週出品するのが目標です。そろそろ、メニューを決めて試作をしないと。

今週は何をつくろうかな。

▼静和屋公式インスタグラム

自家製レーズン酵母でパンも焼いています。近々、出品するかもしれません。

出品先の情報 ライ麦パンと自然派食品のお店 ミモザ

店名
ライ麦パンと自然派食品の店 ミモザ mimosa ~Natural foods market~

住所
千葉県船橋市高根台6-24-15

営業日時
毎週土曜日 11:00〜16:00

TEL
047-463-7733

この記事を書いた人

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Seina

パン職人・菓子職人。元うつ過食。18kgの減量に成功し、美容整形に700万円投資。郊外の有名イタリアンcafeレストランで菓子製造 調理に関わる。退職後パン屋開業を目指して活動中