有村藍里さんの整形告白に対して誹謗中傷する人たちに物申したい

有村藍里さんが美容整形の告白をしたことで、話題になっている。

それと同時に、美容整形に関心を持つ女性も増えているだろう。

わざわざ他人様の名前をあげて記事を書く前に、これだけは宣言しておきたい。

この記事では、彼女が美容整形をして容姿が変わったことについて論じたり、顔を分析をしたり、または私が同じ手術を受けていることを改めて公言する、といった話ではない。

私が述べたいのは、彼女の整形告白に対しての批判や、誹謗中傷をしている方々に対しての個人的な意見である。美容整形で顔だけではなく人生を変えたものとして、同志が感じているであろうことも代弁していきたいつもりだ。

一方で迷いもある。

心無い書き込みをしてしまう人も、何らかのきっかけ(ニュース記事、SNS)で彼女の美容整形を知り、反応し、スマホのタイプを打つという一連の流れによって引き起こされている。内容は違えども、このように彼女の名前まであげ長文の記事を書くというのは、心無い書き込みをしている人と同様なのだと思う。

長々とねちっこく書いてる様をみると、一番反応しているのは、わたしなのではないか。彼女と重ねすぎではないか。大人気ないのではないか。と、思わざるおえない。

だから「お前も一緒じゃないか」という指摘や、流れ弾をくらい私自身の美容整形に対する批判も起きるかもしれないと承知の上で、記事を書くことにしよう。

では、いってみよう。

美容整形は誰もができることではない

まず知っておいてほしいのは、美容整形は万人ができることではない、ということだ。

それは金銭的な問題や環境も関係しているが、私が何よりも伝えたいのは、一口に「美容整形をする」といっても、その行為に達するまでにさまざまな過程があり、行動力、決断力、強い意志が必要な点である。

美容整形をしたことがない人のために、プロセスを分解してみよう。

まず自分の悩みを解決するためにどの手術を受けるのか、どんな施術が適しているかを調べる。そしてカウンセリングに行くクリニックを決め、時間とお金をかけて複数の医師から意見を聞いてまわる。カウンセリングをするにも、一定量の知識入れておく必要があるので、事前に勉強は必要。質問事項もまとめておく手間もある。

そして、医師の意見の中から信頼できる医師はどれか、顔を任せられるのかを判断する。ここが一番悩むべきところだ。

また「痛みが少ない」と謳っている施術はあるものの、ゼロではない。施術にもよるが、美容整形は大抵痛い。いよいよ手術。しかし、医師がどんなに自信を持っていても、必ず成功するとは限らない。術後にトラブルが起きるかもしれない。

無事に手術が終わったとしても、腫れ、内出血、痛みがある。ケガをしているのと同じ状況のため、通常の日常生活を送れるまで時間を有する。

圧縮して説明すれば、こんな感じだ。

文章に起こせば簡単だと思うかもしれないが、情報が多い中で、どの情報を信じるかを決めるのにも思い切りがいる。どのクリニックに行くか、どの医師に手術を任せるのかを決めるのも、自己判断のみ。極めつけは、医療行為によって顔を変えるのは、術後どんなことが起きても容認する、というリスクを背負う覚悟もいる。

この話をしている中で思い出す例が、「整形したい」と嘆いているだけで一向にしない人。

「整形したい」と言っておきながらしないのは、意外と自分の容姿に満足しているか、ちょっと変われればいいかな、というライトな気持ちが大前提にある。今のままでも日常生活にさほど支障はないから、実はあまりする必要はあまりない。

「痩せたい」と言っている人とよく似た事例だ。

本当に美容整形をしたいのであれば「整形したい」という愚痴漏らさずに、さっさとやっているもので、なぜやらないのかというと、大きな理由は『今の容姿』と『美容整形によって起こるさまざまなリスク』を天秤にかけた時に、今の容姿を選ぶからだろう。

つまりリスクをとってでも、今の容姿を変える気はない。それほど容姿に悩んでいない、となる。

この判断は決して間違いではない。自ら危険をおかさない、安全第一。草食動物が夜になると群れで一ヶ所に集まり、肉食獣から食べられないよう、自らリスクを減らしているように。

美容整形をするorしないの線引きは、リスクを取れるか取れないかにある。リスク以上に容姿を変えたい気持ちがあるかどうか、である。

言い換えれば、何事もリスクを取らなければ、安全圏のままなのだ。

美容整形に対する価値観

ついこの間、仕事で知り合った男性はこんなことを言っていた。

「美容整形なんて、お化粧のようなもの」

仕事の延長で美容整形の話になり、一男性の意見を聞いてみようと試み「女性が美容整形をすることに対してどう思うか?」と聞いてみたのが、この答えだ。男性は顔を加工している女性に対し、毛嫌いするのが一般的だと思っていたから、そんな考えもあるのだなと拍子抜けした。理解ある人が増えて素直に嬉しい。

しかし、都合よくすべての人が肯定的な考えではない。

この男性の意見は、広く見ればごく小さな意見にしかすぎず、美容整形の経験がない人や接点がない人にとっては、否定的な価値観があっても当然だと思う。

美容整形を毛嫌いする、批判する、経験者を嫌悪の目で見る、生理的に受けつけない。そう思っているのは勝手で自由ではあるけれども、わざわざそれを書き込み、相手が見ているかもしれないのにも関わらず、個人的な主観をあえて”文章”という形を残している。

如何ななものだろうか。

書き込みをする人の根底には、美容整形に対して「よくわからない変なもの」と言う認識があるのだと察する。人はよく知らないもの、新たしいものを毛嫌いする、受け入れにくい性質がある。私もそうだ。

例えば、一時期話題になっていたAI、仮想通貨、ブロックチェーン。

個人的に苦手分野のせいか、この文字を見ると「うわっ」となる。英語で、カタカナで、よくわからない、難しい、だから嫌い。と、感情的になる。

この「うわっ」が、他人が感じている美容整形への価値観と、共通するのではないかと考える。きっと私もAI、仮想通貨、ブロックチェーンについて調べ、画期的なものだと理解すれば「うわっ」とならずに済むのだと思う。でも、興味がない、苦手分野なので知りたくもない、のが本音だ。

美容整形について知らないから、知るのも面倒くさいから、知りたくもないから、嫌い。なのかもしれない。

批判、誹謗中傷は自分を映し出す鏡

私たちは間接的に彼女の人生を覗き見させてもらっている『傍観者』に過ぎない。

他人の顔がどうなろうと、美容整形をしようと、本来はどうでもいいことなのだ。それなのになぜ介入したくなるのか、一体なぜ書き込みたくなってしまうのか、あえて内面をえぐるような書き込みをするのか。

ネット上で誹謗中傷する人の心理を調べてみると、共通して以下の理由があげられた。

  • 正義感が強い
  • 過剰な自己投影(わたしも)
  • 嫉妬や妬み
  • 日頃の鬱憤ばらし
  • 承認欲求を満たす
  • 大きい顔ができる

自分が幸せでないから、満足できていないから、なのだろう。

現況に満足していたら、他人がした美容整形など「へぇ、あらそう」くらいですむ。こうして立派に分析しながら告白すると、実は書き込みたくなる気持ちも分からなくもない。

昔一度だけ、2chに書き込みをしたことがあった。

記憶では当時20歳くらいで、自分の中で色々な問題を抱えていた時期だった。 もちろん誰かを罵倒するような誹謗中傷ではなく、単に愚痴だった。顔が見えないからこそ、普段できない他人に本音をさらけ出すことをしてみたかった、誰かとつながりを持ちたかった、寂しかった。これが書き込みをした理由だ。

幸せではなかった。

はたまた、こじらせていた高校生時代。

ツイッターで愚痴を吐き出す裏アカウントを作り、よく理解できていない世間で話題になっているニュースに対して、意見したこともある。『大勢の人が意見していること=自分も言ってもいい』という心理になり、世間の流行に乗ることで、自分もその一員になれたような気がした。

意見することで、少し自分の価値が高まったような気もした。

この時も、幸せではなかった。

こうして自分の気持ちと向きあってみると、書き込みをする行動の理由は、今の自分自身を現していることがわかる。なぜ書き込みたくなるのか、何に対して意見したくなるのか、書き込む内容、すべて。

他人様がした美容整形について触発され、今も私がこうして記事を書いているのと同じように。

顔のひとつくらい変えて出直してこい

私は普段、WEBライター・ブロガーとして文章を書いている。

文章を書く理由は、単に唯一できること、自己表現であること、文章を通して世の中に貢献できるなら本望だからだ。だから普段慣れていない『特定の人に意見する』は、自分の行なってきた道に反するようなモヤモヤさを感じている。

でも、これだけは言わせてほしい。

ニュース記事コメント欄や、ツイッターのリプライ。そこに”悪意”とも受けとれる書き込みをしている人に無言の意を伝えるなら、見出しの通りだ。ここまでツラツラと独り言を書いてきたけれど、もっとも伝えたいのはこれだ。

私は美容整形をしてきたものとして、美容整形の決断をした人たちの味方でありたい。敬意を払いたい気持ちでもいる。

それは、記事の冒頭でも述べたとおり「美容整形をする」という行為自体、単純なことではなく、美容整形をしようと考えるまでに、他人には理解できないその人だけの複雑なエピソードもある。

また、大手術に挑んだ彼女の心境、今後の人生にかける深い思いもあるはずだからだ。だからこそ、言えない。酷い言葉は、口が裂けても言えないのだ。

強いてできるとしたら、こうして静かに彼女の心境を察することしかできない。

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この記事を書いた人

Seina

Seina

美容整形と減量でブサイクから生まれ変わった経験を活かし、ライター・ブロガーとして活動しています。その他、メディア運営&編集長、ココナラでオンライン相談も対応中。

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