不恰好なパンを私以外の誰が愛してやれるのか

不恰好で発酵があまくて 理想通りのパンが焼けなくても だからといって嫌わずに ひとつずつ可愛がってあげる優しさが 私には必要なのかもしれない 過発酵なもの 明らかに形の悪いものがあれば 自宅用のパンとして転生します でも、パンはパンなわけです 平く…

働き方を改めなければならないかもしれない

働き方を変えなければならないのかもしれません 夏の気配が近づいてきました 今週もたくさんのご来店 ありがとうございました 本日、お客さまからクレームをいただきました 残念なお気持ちを責任を持って 受けとめなければならない ショーケース前から飛びだ…

ライ麦100%のドイツパン ロッゲンブロート

せいわやのライ麦100%のドイツパン ロッゲンブロートは 焼く前日から準備がはじまります サワー種にぬるま湯と ライ麦粉をくわけて増やします このとき大切なのが 仕上がり温度 温度計でサワー種 水温、粉の温度をはかり 決められた温度に仕上がるように 調…

人生の目的は模索と失敗と挑戦が混ざりあう激しい渦のなかに

勉強する時間がほしい 海外の製パンに関する本を翻訳して 実際に焼いてみる 配合比率を変えて食べ比べをしてみる 今年のクリスマスにむけて シュトーレンの試作をする ありきたりではつまらない せいわやならではの 想いの詰まった商品を開発する そしていつ…

日々作り出すもので誰かの不足を補えたら

ただパンを焼いているだけなのに 優しく、親しみを持って接してくれる お客さまばかりなのは なぜなのだろうと パン作りは難しい所もありますが 基本の”型”が決まっているので その通りにやればいい 生地の状態を柔軟に 見極められるようになり パンを焼く「…

やる側にしか分からない「ありがとうございます」の重み

「ありがとうございます」 お店を後にするお客さま 1人ひとりにかけるこの言葉に どれほどの重みがあるか きっと 私たち夫婦にしか 分からないことでしょう ひとり製造のため ご用意できるパンには限りがあります 整理券制になりお客さまには 2回も来ていた…

「美味しいものを作る」が本当にお客様のためになるのか

「美味しいものを作ろう」 工房で作業しているとき 気がつけば頭の中は この言葉でいっぱいに でも、そこまで 過剰な美味しさを追求しなくても いいのではないか、とも思います 諦めではありません ザクザククリスピーな食感 とろーりもっちり コーヒーで流…