こんにちは、seina(@st_0905)です。
14歳からはじまった過食。
先日、過食歴11年目に突入しましたが、過食に悩むこともなく、驚くほど安定した日々を過ごしています。今までの人生の中で初めてのことです。25歳になってやっと...
そのため「過食克服したよ!」と、宣言することにしました。
11年の歳月をかけて立派に克服できたので、過食克服の知識をブログで共有していこうと思います。
過食に悩んでいる
なかなか治らなくてツラい
食事や体重にとらわれ過ぎて毎日生きづらい...
といった方に、何らかのお役に立てれば幸いです。
過食克服には、単に我慢、忍耐、努力ではどうにもなりません。
複合的な要素が関わっていますので「これだけやれば克服するよ!」というわけではないんです。例えば、食事、睡眠、運動、思考、体重のとらえ方、ストレスの付き合い方、自分のボディーイメージ、自己肯定感などなど。さらに、人それぞれ過食の原因は異なり、複数ある場合もあります。
なので、話がすごく長くなります。
11年間たくわえてきた経験や知識は、1記事にまとめるのは難しい。そのため、細かくテーマを分けて記事を書いていきます。
今回は過食克服について初めて記事になるので、まずは過食の始まり〜克服までの経緯からお話ししていきます。
11〜12歳(小学校高学年)45〜47kg
11〜12歳頃から「痩せたがりの気持ち」が始まった。
身長157cm、体重45kgで決して太ってはいないのに、体重のメモリが少し増えるだけで不安になる。体重をもとに戻すため、怪しいダイエットサプリを隠れて買ったり、寒天を食べて体重コントロールをしていた。痩せることへの執着心はこの頃から。
この体型への執着心は、父が3回目の離婚をし、家庭環境が荒れていた時期で、精神的にも不安定だったのもあるかも。過食が始まる前ぶれ?
13〜14歳(中学1〜2年)45kg→73kgへ激増
不登校、引きこもりが始まり、体重は1年もかからず73kgへ増加。
過食のきっかけは、本当に些細なことだった。
これまで痩せたがりの気持ちのせいで、ドカ食いの経験すらない中、学校生活が上手くいかず家に引きこもっていた時、冷蔵庫にあったカステラやロールケーキを食べ尽くした。驚くホッとした。
これがきっかけで、1度に大量の食事をするのが癖になる。
父が発病し入院生活が長く、自宅ではいつも1人。そのため、常に食べられる環境にあった。むしろ「1人になれば食べられる」という喜びもあった。
父が一時退院をした自宅にいる時は、自分の部屋で隠れて食べていたことも。その他、TV番組で紹介していたダイエット器具を買っては置物になり......をくり返したり。
その後、14歳の頃に父が病死する。この出来事がきっかけで、過食はさらに悪化。
親の監視がない、不登校&引きこもりで食べること以外に熱中することがない、猛烈な寂しさ、うつ状態であったこと、栄養状態が悪いなど。
これらが、過食を悪化させた原因ではないかと考えられる。
15〜18歳(高校入学〜高校3年)64kg〜68kg
通信制の高校に入学。
高校3年間は少し体重が減り、68〜64kgをウロウロ。プロテインダイエット、朝バナナダイエット、生姜紅茶ダイエット、フルータリアン、ローフード、グリーンスムージーなど流行のダイエットを試みる。
しかし、どれも挫折して、リバウンドばかり。
学校やバイト先で嫌なことがあると、すべて過食で解消していた。食べ過ぎた罪悪感から逃れようと、嘔吐を試みるも失敗。大量の下剤を使い、腹痛に悶絶しながら体重をコントロールすることもあった。
過剰なカロリーを早く消費するために、500mlのペットボトルに水を入れたものをリュックに大量に詰め、ひたすら歩くという不思議なカロリー消費のやり方もしていた。あとは、足首に重りをつけて歩いたり。
TV番組で紹介されていた、重りのついたダイエット靴に影響を受けた。「履いて歩くと通常時よりもカロリーを多く消費する」という謳い文句をうのみにして、「重りをつけて歩けば痩せる」と考えるようになった。
18〜20歳(大学入学〜大学中退)60kg〜65kg
周囲にいる女性は細くて可愛い子ばかりで、太っている自分に大きなコンプレックスを感じていた。
これを機に、本気でダイエットにとりくむように。
食事制限+有酸素運動で68kg→60kgまで減量。おかげで初めての彼氏ができる。しかし、うつ状態がひどく1年休学。寝て、起きて、過食しかしない状態になる(その間、臨床心理士とのカウンセリングで治療をする)
体重は過食する毎日で60kg→68kgまで逆戻り。
休学中ときどき短期のアルバイトもするものの、帰り道に大量の食料を買い込んで家で過食。過食→安定のくりかえしで体重も安定せず、全体を通して60kg〜65kgをウロウロしていた。
20〜22歳(ふらふら時期)58kg〜64kg
うつ状態から回復しはじめ、減量再スタート。
糖質制限で68kg→65kgまでは簡単に落ちた。夜のお仕事をしながら筋トレをしつつ、減量を並行していく。その結果、65kg→58kgまで減少。しかし仕事柄ストレスが多く、再び猛烈な過食との戦いがはじまる。
休日前夜から夜通し食べっぱなし。1日中食べることしか考えられず、スーパーで食料を買い込む→食べる→またスーパーに行くのエンドレス。
「休むから過食するんだ」とほぼ休みなしで勤務するも、今度は休憩中にコンビニで食料を買い込み、隠れて食べるようになった。高時給の仕事のおかげで貯金もできたが、食費もすごいことに。
うつ状態が再発し、半年以上寝込む。そのまま夜のお仕事はフェードアウト。体重は58kg〜64kgをウロウロ。
21歳のとき、筋トレに出会う(2019年現在、4年目に突入)
22〜24歳(WEBライター、ブロガーに転向)58〜64kg
精神科で非定型うつと診断をうける(元気なときとうつ状態の波があることで、双極性障害の可能性の疑いあり)
webライター・ブロガーの仕事に転向し、ストレスが減ったのと同時に過食もみるみる落ち着く。しかし、精神状態によって過食が現れることもあった。
うつ状態のときは過食、安定状態のときは平常、という感じ。また、睡眠が満足にとれない、もしくは寝すぎてしまう。睡眠や精神状態に左右され、苦しんだ年だった。
そのため、体重は精神状態にあわせて58〜64kgをウロウロする感じ。
眠れない夜は過食することも多かった(夜間摂食症候群と呼ぶらしい)
25歳(現在)56〜55kg
月1〜2回食べ過ぎることはあるものの、病的な過食はほとんどゼロ。
体重の増減も落ちつき、現在は56〜55kgになった。
猛烈な過食欲に悩まされることもなければ、夜な夜なスーパー巡りをすることもない。22〜24歳から急激な快方にむかった理由は、とにかく自分自身に向き合うことだったと思う。
食事、睡眠、精神、体重や体型への価値観、食べすぎた翌日の対処法、食べたくなったときの対策、ストレスとの付き合い方、日頃の考え方、感情に流されないようにするなど。
食欲に翻弄されることなく、自分自身を上手くコントロールできるようになった。
今はとても安定している状態のため、『過食克服』と宣言。
11年と長い道のりだった。
25歳、過食克服。これから新たなスタートです
やっと、新たなスタートを切れる気持ちでいます。
なぜかというと、過食があると身体作りが上手くいかないからです。全然痩せません。体重の増減が激しいです。以前のブログでも書きましたが、短期間で5kg体重が増えるなんて、当たり前。
しかし、過食がはじまった14歳のころや、過食やうつ状態がひどくドン底だったころに比べると、ここまでコントロールできるようになった自分に驚いています。
失敗をくり返し、私にはどんな方法があっているのか試行錯誤したり、「こういう時に過食したくなるんだ」、「過食したくなったのはこれが原因なんだ」と、自分のことがよく理解できています。
過食克服には食欲を抑えつけよう、ひたすら我慢しようとか、そういった精神論は関係ないのだと思います(色々な対策をして、どれもダメな場合は必要だけれど)
もっとも重要なのは、自分自身としっかり向き合うことなんです。
克服するために、きっとたくさんの失敗があると思います。すでに失敗ばかりで、「自分が嫌になっちゃうわ...」という方もいるかもしれません。
『失敗=恥ずかしいこと、みっともないこと』というイメージがありますが、全然そんなことはありません。自分の取扱説明書を作るための、データ収集のようなものです。失敗はたくさんしましょう。失敗しても、誰もあなたのことは嫌いになったりしないし、完璧でなくてもいいんです。
以上が、わたしの過食の始まり〜過食克服までのお話でした。
次回は、〜(2)食事・睡眠・運動を整えよう編〜についてお話ししていきます。
どうか、一人で悩まないで。
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