せいわや

千葉県船橋市の住宅街で自家製酵母のハードパン・ドイツパン専門店を営む傍ら、農業をしている店主の備忘録です

野菜は植えればいいってもんじゃない #14

ハードパン・ドイツパン専門店せいわや、営業再開しました。長らくお休みをいただき、再開当日はたくさんのお客さまにご来店いただきまして本当にありがとうございました。

いざパン屋の日々に戻ってみると、この仕事量をこなしていたのか……と過去の自分に驚いています。12月末の冬休みまで体力が保つことを心の中で祈るばかりです。

営業再開すれば忙しくなる。早く種をまき、植え付けなくては。逆にそれが裏目に出てしまいました。

暑さで赤じゃが、全滅です

冬に収穫する予定で9月上旬に植え付けたアンデスレッド(以下、赤じゃが)。芽が出ないので掘り返してみると、ほとんど痛んでいました。種芋が悪かったのか、畝の作り方が悪かったのかとあれこれ考えましたが、暑さが原因のようです。

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9月上旬、まとわりつくような暑さから一瞬、うっすらと秋の気配を感じるようになり、赤じゃがを植え付けました。しかし、急に暑さが逆戻り。

9月半ばに差し掛かっても千葉県船橋市は最高気温33〜34℃。営業再開前に植え付けなければと日にちだけを気にして実行したのが×。最高気温25℃くらいに暑さが落ち着いてからの方がいいかもしれません。

同じ時期に植え付けたジャンボニンニクもきっとダメになっているでしょう。

実際に農作物を作ろうとしてみると、難しさがよく分かりますし、スーパーに並んでいる野菜は当たり前ではないのだなと思うようになりました。人参のヘタも、カブの葉っぱも捨てるのは惜しい。茄子のヘタもなるべく実を残すようにして落とすようになりました。農家さんには頭が上がりません。

普段知り合いからいただく野菜のお裾分けだって、実るまでに様々なドラマがある。実際にやってみないと有難さって分かっていたようで、分からないものなんですね。

ビーツ、のらぼう菜が発芽したものの

赤じゃがと同時期に種まきをしたビーツが発芽していました。

少し遅れて種まきをしたのらぼう菜も発芽。とはいうものの、いまだに最高気温33〜34℃が続いています。無事に育ってくれるかどうか。 

かぼちゃは一体いくつ実っているのか

畑に行くたびに少しずつ大きくなっているカボチャ。雑草が生い茂る中でカボチャ本体が巨大化しており、いくつ実がついているか把握できていません。体長5〜6cmはありそうな立派なトノサマバッタがいる中に飛び込んでいく勇気はないのです。

もし実っているのがこの子だけだったらドリフターズ、あるいは吉本新喜劇のように盛大にズッコケる自信があります。

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痛むか、未熟かの勝負に勝てないスイカの収穫

大きくなっているし食べ頃かな。次来れるとしたら1週間後になるだろうから、もう収穫しちゃおう。

割ってみたらピンク色。収穫時期が早かったようです。

それでも重さ1.6kgはある小玉西瓜になりました。実はうすーーーい西瓜味です。若干、酸味あり。でもジューシー。無肥料&放置でよくここまで大きくなれました。

〜後日談〜
半分にカットして冷蔵庫で寝かせていたら、あら不思議。甘くなっていたのです。半分だけ甘いとかあるのでしょうか。