せいわや

千葉県船橋市の住宅街で自家製酵母のハードパン・ドイツパン専門店を営む傍ら、農業をしている店主の備忘録です

雑草との終わりなき戦いの中で見つけた希望の光

ハードパン・ドイツパン専門店せいわやを営みながら、50坪の畑をお借りして農業に触れようとしている店主です。荒れ放題の土地を優しいお隣さん達の協力もありながらあれだけ綺麗にしたのに…。

仕事が慌ただしく2週間ぶりに畑に行ってみると、なんということでしょう。

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2年間放置されていた50坪の畑、約半分を機械なしで作物を育てられそうなところまで整えたのに、2週間ぶりにいってみると一面、緑色なのです。

嘘でしょ。166cmある私の首もとまで伸びているエリアまであります。この暑さ、雨が降らなくてもぐんぐんと成長。そのスピードは恐ろしいほどに早い。ある植物学の本で読みましたが、雑草が1番無敵な生き物なのでは?と書いてあったような。

絶望していても仕方ないので夫と二手に分かれて草刈りをします。5時起きで身支度をして畑に着いたのは6時頃。8時半すぎ、2時間半作業を続けていると作物を植えるために整備しているのか、雑草を刈り取るために畑を借りたのか分からなくなってくる。

雑草という有機物が無限に生え続ける土地。刈り取り、根を掘り、積みあげ、また刈り取る。息があがると手を止め、遠くの空を眺める。いつまで続くのか終わりが見えない旅路。

いや、もう草刈機買うべきなのでは。

なんとかここまで整えました。

生命は美しい

雑草の成長スピードに絶望する反面、収穫もありました。前に借りていた方が残したスイカが自然に育ち、実がなっていたのです!

分かりますか?これです。可愛いねぇ。何のお世話もしていないのに大きくなっちゃって。

お借りしている畑のエリアはハクビシンがよく出現し作物がやられているらしく、周りで畑をされている方は食べられやすいもの(スイカ、とうもろこし、苺など)には柵を立てたり、ネットを張っています。もしスイカを育てるならそのような対策が必要でしょう。近いうちにもう一度行き、ハクビシン対策をしなくては。

それと、夫があちこちに生えていた紫蘇を1ヶ所に移植したエリアがあるのですが、水やりを一切していないのに超巨大化していました。生命力がすごい。葉っぱを収穫しました。

雑草ばかりではなく、作物の成長に触れられるのはやはり嬉しいです。このために借りたのですから。まだまだ暑さ厳しく、植えつけをするには難しい時期です。暑さが落ち着いたら、色々なものを育ててみようと計画しています。