せいわや

千葉県船橋市の住宅街で自家製酵母のハードパン・ドイツパン専門店を営む傍ら、農業をしている店主の備忘録です

朝寝坊からの猛暑の畑へ #5

「朝6時に起きてすぐに畑に行こうね」

夫と約束しながら眠った夜。起きてみれば6時50分。夫も隣で寝ていました。急いで農作業用の服装に着替えて玄関の扉を開けると、ムワッと温まった空気が一気に身体にまとわりつく。まだ8時前だというのに。真夏が来るのが早すぎやしませんか。

無数のペットボトルを片付ける

残置物がまだまだ残っています。2024年7月上旬は早くも最高気温35〜36℃をむかえる猛暑日が到来。畑にいると、時間の経過とともに気温が高まっていく気配を肌で感じます。

畑には日影がなく、例えば作業に疲れたり腰が痛くなって少し休む場合でも、炎天下のなかでボーっとするか、車内に避難するしかありません。現状、作業し続けられるのは長くても2時間ほどです。

2年間、熟成が腐敗か分からない鉢植えに溜まった水を捨てたり、無数にある古いペットボトルを可燃ゴミの袋へ。前の方がマルチ(土を覆うビニール)やネットを貼る際の重しに使っていたようです。それにしても重しに使うには多すぎるペットボトル。すでに20本は捨てたのではないかと思います。まだあります。

残置物にアシナガバチの巣が

残置物を片付けていると、夫が蜂の巣を発見。何匹が1ヶ所に集まり、ひたすら六角形の形を作っている様子。確か蜂は受粉に役立つし、益虫になるのでは…隣の優しいお父さんの娘さんが通りかかり「どうしましょう」と相談するとアシナガバチは刺されると痛い。肉食だから受粉はしない。いなくなってもらったほうがいい、とのこと。

Gの駆除は夫ではなく私の担当。ヤラレルマエニ、ヤル。肝を据えなければならない時は据える心構えでいます。なので、ある程度のことは大丈夫。でも、蜂は刺すし怖いな〜〜。と悩んでいると、ちょうど隣の優しいお父さんが登場。甘えてみたら「こういうのは早く落としたほうがいいんだよ」と言いながら、鎌で巣を落としてくれました。ラッキー!

隣の優しいお父さんの話はこちら

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暑さが単純作業のジャマをする

前回除去した雑草たち。暑さでギブアップし、畑の真ん中に置きっぱなしにしてしまいました。耕すのに邪魔になるので雑草置き場に集結させなければならないのですが、暑さのせいか単純作業が地味にキツいのです。

強い日差しが容赦なく降りそそぐ中、日光で温められた雑草をしゃがんで掴み、一輪車へ集めて運ぶ。この作業を3、4回くり返すと心臓がドキドキして汗はダラダラ。休む、というよりも一旦停止しなければ危険な感覚に陥ります。

最高気温というものは、日陰で150cmくらいの高さから測定した温度のことを指すらしいのです。8時過ぎから10時半まで作業をしました。まだ35℃の最高気温には達していなかったはずですが、体感としてはもっとあるように思います。今回も石灰をまいてすき込む作業ができず、退散となりました。

草刈りを進めている最中に見つけた、野生化したいちご。来年は虫に食べられないようにネットを貼ってたくさん育ててみたいなと思います。