せいわや

千葉県船橋市の住宅街で自家製酵母のハードパン・ドイツパン専門店を営む傍ら、農業をしている店主の備忘録です

雑草に勝つか負けるか #3

ハードパン・ドイツパン専門店 せいわやの店主です。パン屋がお休みの日は酵母のお世話をしているか、畑に行っているかの2択になってきました。

隣のお父さんお勧めのジョイフル本田


レンタル畑3回目の作業に行ってきました。畑のことなら何でも教えてくれる、優しい隣のお父さんによると「苗を買うなら八千代にあるジョイフル本田がいい」の言葉通り、どんな苗があるのかを見てから畑に向かうことに。
ついでに草刈りに使う立鎌、有機卵殻石灰、雨水を貯める桶、黒マルチを買っていこう、という計画でした。

農業関係のものが欲しい場合はガーデン&ファームエリアへ。その他、ペット用品、資材など。ガーデン&ファームエリアを含めてひとつの建物にまとまっておらず、バラバラの孤立した建物に分かれています。欲しいものが複数ある場合、歩いて建物を渡り歩かなければならないので不便かもしれません。
 
ガーデン&ファームエリア内だけでも広く、たとえば石灰は野外で黒マルチは室内の売り場にあり…という具合です。端から端まで歩く。何がどこにあるか分からない状態だと買い物するのに小1時間はかかるかも。

32℃灼熱のなかで草刈りを


ジョイフル本田八千代店での買い物に時間がかかり、畑に到着したのは11:30頃になっていました。この日の最高気温は32℃まで上がる真夏日。車の温度計はすでに32℃を指している。
 
今日のタスクは草刈りをとにかく進めること。暑くなるにつれて雑草の勢いは増し、根は強くはり、背は高くなる。そうなると草刈りがどんどん難しくなります。根から掘り起こすのは難しくとも、背だけでも低くできるように刈っておいた方がよさそう。雑草が育つスピードと、私たちが刈るスピードどちらが早いのか。
 
そこら辺に落ちていた竹の棒を立て、それを芯にして雑草を積み、ミニトマトを植えられるように畑を耕し、石灰をまいておく。雨水を貯める桶を設置する場所を決めて埋めておく。あとは畑に落ちているゴミの処分。いけるかな?
 
クーラーが効いた車内では「50坪の端っこまで草刈りできるのでは」と内心やる気満々。実際にできたのは畳6畳よりもちょっと広いくらいの範囲でした。
 
私たちがお借りしているのは白い線あたりまで。1日で終わらせるのは流石に無理でした。

肌を焼かんとばかりにジリジリと指してくる太陽光。32℃の気温。強い日差しが湿った土に反射し、込み上げてくる熱気。立鎌を突き刺しても容易に掘れない雑草の根。開始10分で汗だくに。サウナの中で立鎌の素振りをしているかのようです。

作物を植えるまでは程遠い

私たちがお借りしている畑は、放置されて2年が経っているそうです。雑草の背が高くなる様子を見かねて、お隣さんが年に1回ほど草刈機を使って一掃してくださっていたそうです。

おかけで私の身長よりも高くなるような雑草は生えておらず、なんとか手作業でも農地にできそうではあります。しかし、2年放置されている雑草の根は強い。気温が高まるにつれて、さらに元気に根をはろうとする雑草のパワーにこちらが根をあげそうです。根っこだけに。
 
ある程度草刈りが済んだら作物を植えられる…というわけではありません。フカフカになるように耕し、石灰をまいて土のPHを調整しなければなりません。
 
この灼熱の中、休み休みふらつきながら90分ほど作業をして中断。計画通りにタスク遂行はできませんでしたが、雨水を貯める桶は埋められました。私はもうフラフラで夫にやってもらいました。

今日の収穫物。草刈りを進めると前の方が残した農作物が出てきます。放置されていても自然と繁殖して実をつける。これはレッドアンデスという品種のじゃがいも。通称、赤じゃが。美味しくいただきました。