自分の容姿に自信が持てないあまり、
- 常日頃、身なりが気になる
- ブサイクと思われていないか気になる
- 常にダイエットをしている
- 整形がやめられない
- 長年「体重〇〇kgになる!」という無謀な理想がある
と、苦しんでいる女性も多いと思います。
美容整形をくり返し、体重に囚われて過食に苦しんでいた20代前半の私は、まさにそうでした。
この記事では、そんな方に向けて「楽に生きるための3つの問い」をおこないます。
内側と向きあうことで、苦しさから抜けだす突破口が見つかるかもしれません。
もしよければ、ノートとペンをご用意ください。私なりの解説をしていますが、あなた自身が考えて出した答えにこそ、重要な意味があります。
問1 容姿が気になる理由はなんですか?
自分の容姿に自信が持てないあまり、他人から容姿をどうみられているか気になる。
それは一体なぜでしょうか?
完璧な容姿ではないから。理想ではないから。醜いと感じるから......。どれも間違いだと私は思います。
他者からの目線を気にせざるおえない、あなたの心にできた「埋めたくても埋められない穴」が見えるような気がします。
人と関わっているとき、頭の中では「ブサイクだと思われていないか、変だと思われていないか」と考えていますよね。
極端に他人からの評価を気にしている状態、と言えます。
「それの何がおかしいの?」と、思われるかもしれません。他人の評価を気にしながら生きてくると、それが当たり前になってきます。
でも、当たり前ではないのです。
他人からの評価を受けとるかどうかは、あなたの自由。悪い評価をくだされても「それはあなたの個人的な感覚でしょう」と、はね返すことだってできます。
たとえば誰かから「ブサイクだね」と評価されたら、価値が下がったように傷つくかもしれません。しかし、他人の評価自体に人間の存在価値をおびやかすほどの力はありません。
あなたの存在価値は、自分で決められるものです。
評価を気にしないこともできるはずなのに、できない。もしかしたら、自信がないからかもしれません。
普段、自分を否定していませんか。
私には価値がないと考えていませんか。
本当の自分に自信がないから「せめて容姿を整えて褒められていたい」と思っていませんか。
心理学的にみると、自分を認められない人は、他人から認められようとします。自分で補えない満たされない気持ちを、他人で埋めようとするからです。
だから、常に気に入られようと他人を気にする。悪く評価されないように気を配る。
他人の評価に敏感になりやすいのです。
▲容姿と自信についてのツイートはこちら。合計5ツイートほど続いているので、もしよければ一連の流れをご覧ください。
問2 なぜ「理想の自分になれたらゴール」と思うのですか?
「理想の自分になれたらゴール」と、頑張っている女性も多いと思います。
前に進もうとする姿勢は素敵です。悪いことではありません。
ただ、頭の中はこうなっていませんか?
- 理想を追い求めている過程は、自分の人生ではない
- 理想にたどり着いてから初めて、私の人生がスタートする
- 理想の姿になれたら好きなことも自由にできて、恋愛にも積極的になれる
- 理想の姿になれたら今よりも別人になれるはず
自分の人生を、起きるかどうかもわからない「未来に託している状態」と言えます。
「今」が自分の人生のはずなのに......です。
なぜ理想ばかりイメージするのでしょうか。架空の自分に人生を託したくなるのは、なぜでしょうか。
心の中を覗いてみてください。こんな風に考えていませんか?
「醜い姿ではあってはならない」
「美しくないと女性としてダメ」
「痩せていないと価値がない」
自分を責めたてて理想を追求する姿は、一見すると向上心があるように思います。
ですが、遠回しに自分を嫌い、否定しています。
今の自分が嫌いでたまらない。別の誰かになりたい。つらい現状から逃れたいがために、未来に期待したくなる。
理想を追い求めすぎるのは、今の自分を受け入れられない。「認められない気持ちの裏返し」でもあります。
問3 なぜ醜いと思われるのが怖いのですか?
「ブサイクだと思われていたらどうしよう」
「変だと思われていないか」
と、他人から悪い評価をくだされるのを極端に怖がる理由はなんでしょか?
前述のとおり、悪い評価をされても受け取るかどうかは自由。跳ねのける選択肢もある、とお話ししました。
それなのにできないのは、何らかの心の傷があるのかもしれません。
その心の傷は、どこにあるのか。
身近な人に、悪い評価をくだしてきた人はいませんでしたか?
直接、批判的なことを言われなくても「〇〇さんの方が成績がいいのにあなたはダメね」と、誰かあなたを比べて評価をくだしてきたり。「そんな姿だとみっともない」と、決めつけてきたり。
気がつかないうちに、傷ついてきた可能性もあります。
評価をくだされて傷ついた経験、もしくは評価されやすい環境の中で過ごしていると、
♦︎他人とは評価をくだす存在
♦︎他人からの評価で自分の価値が上下する
と、なりやすいのです。
そして悪い評価で傷つけられないように、価値を脅かされないように、容姿を整えて防衛する。という、心のメカニズムが生まれます。
「私は傷ついてきた」と認めるだけでも、少し楽になれるかもしれません。
自分を理解できれば楽に生きられる
自分の容姿に自信が持てないのは、あなたが醜いせいではなく「心に理由がある」と、何となくご理解いただけたのではないでしょうか。
「理解できたけど?」となる方も多いと思います。他人を気にしていてもいいですし、理想を持ってもいいのです。美しくなるために頑張ってもいい。
ただ「あなたの心によるもの」と、シンプルに捉えるだけでも十分に価値があります。以前と異なった感情で、自分と接することができるのではないでしょうか。
容姿を過剰に気にしていた、ちょうど20代前半のころ。
自分の容姿に自信が持てず、過剰に身なりを整えていました。メイクや服装を過度に気を配る。それでも自信がないから不安になる。鏡を何度もチェックする。「他人からどう思われているか」で頭がいっぱい。外に出るだけでも疲れる状態。
容姿を整えても自信がないのは、やっぱり私の顔がダメなんだ。
そんな気持ちもあり、さらなる整形へと踏み切ることになります。
整形してよかったです。でも、当時の心の寂しさを思うとまた、寂しい気持ちになります。
当時の私は自分を認められず、嫌うばかり。その心の隙間を、他人からの褒め言葉で埋めたい。でも、褒められるのは一瞬。蓄積せず流れていく。それでも認められたくて、容姿を気にしていたんだな、と。
容姿だけではなく、自分の存在自体に自信がなかったのです。
容姿を気にしはじめたのは、12歳のこと。それよりもずっと前から。心に空いた穴を、容姿を通して埋めたかった。
容姿に自信が持てずに苦しい女性には、自分の心の動きをよく理解してもらいたいなと思います。
容姿が気になって生きづらい方向けの本
自分の容姿に自信が持てない。気になって生きづらい女性におすすめしたい本は、精神科医・医学博士の水島広子先生の著書です。
容姿が気になって生きづらい時に、救われました。
容姿が気になるのはなぜか?の答えがあります。
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