容姿のコンプレックスと向き合う上で大切なこととは

たった一つの答えを見つける強さ

です。

一体どういうこと? と思う方が大半だと思いますので、説明していきます。

コンプレックスとも向き合わないのも正解 個性として捉えるのも正解

容姿のコンプレックスと向き合う上で大切なのは「たった1つの答えを見つける強さ」と言いました。

「たった1つの答えを見つける」と「強さ」には、別々の意味が含まれます。

まずは「たった1つの答えを見つける」から説明します。これは、コンプレックスとどのように向き合うのか、について指しています。

間違いな向き合い方、正しい向き合い方というものは存在しません。無数の選択肢があり、正解があります。「1+1=2」のように、答えが決まっていないことなのです。

つまり、向き合わずに生きていくのも、戦って生きていくのも、どれを選んでも正解。

「向きあわない」と、見て見ぬ振りをしていきるのも正解。それで楽になれるなら。

もしくは「コンプレックス以外の物事に注目して生きよう」という選択をするのも正解。これもある意味、コンプレックスから離れようとしています。ですが、コンプレックスと毎日睨みあいながら過ごさない生き方を選ぶのも、正解なのです。

または、どうしても気になるなら整形で変えるのもあり。コンプレックスを自分の個性として捉えるのもあり。

自分にあった「たった1つの答え」とは、何だと思いますか?

無数にある選択肢の中から、1つに絞るのは大変ですよね。だからこそ強さが必要なのです。

強さとは何か? 「見つける強さ」と「貫く強さ」

では「強さ」とはなんでしょうか。

私が思う強さとは、

  • 答えを見つける強さ
  • 見つけた答えを貫く(つらぬく)強さ

この2つを指しています。

まず、答えを見つけるには、判断力・決断力という強さが必要です。

無数にある選択肢から「これだ!」と、感じるものを探すのは時間がかかります。自分にあった方法がないかと探したり、試したり。時には迷うでしょう。

その中で答えを見つけるには、判断力・決断力が必要になります。

そして、見つけた答えを貫くには、意思の強さが必要です。

仮に「コンプレックスはあるけど、今の自分を活かして生きていく」と、たった1つの答えを見つけられたとします。

でも、世の中にはたくさん美しい女性がいる。SNSにいるキラキラしている女性と自分を比べては「あんな風な美人に生まれたかったな......」と、思うときもあるでしょう。

身近にいる女性が急にキレイになったり、整形をしたら「私もやりたい!」となるかもしれません。

もしくは、他人から容姿に対して傷つく発言をされたら「私はやっぱりブサイクなんだ」と落ちこみ「今の自分を活かしていきたい」という意志の強さが、揺らいでしまうかもしれません。

せっかく見つけた答えであっても、生活の中で脅かされる可能性もある。

その中で、コンプレックスに対する自分だけの向き合い方を貫き通せるか、という問題もあります。

コンプレックスとの向き合い方に悩んでいる方へ

容姿のコンプレックスと戦っているなら、

・理想と現実をくらべて落ちこむ
・「美しくないと価値がない」と嫌悪する
・「美しくあるべき」と決めつける

ネガティブな感情に苦しんでいるでしょう。

変わりたいと強く思うなら、それが今のあなたのコンプレックスの向き合い方。負い目を感じず、やりたいようにやったらいいのです。

途中で「なんか違うかも」と感じたら、一旦立ち止まって。もう一度たった1つの答えは何か、探してみてください。

もしコンプレックスをなくそうと奮闘する中で苦しくなったら、今から話すことを思い出してください。

醜い私は価値がない
痩せたら自信が持てるはず
美しくなりさえすれば満足できるはず
太っていたら人生を楽しめない......

きっと今の自分を否定する「自分を嫌う内なる声」がたくさんあるはずです。そしてこの考えを、自分のなかで決して揺らぐことのない「絶対的な価値観」だと思うかもしれません。

でも、本当は「他者の目線を気にして作られた価値観」なのです。

「美しい」とは、一体なんでしょうか。なぜ、痩せたら自信が持てると思うようになったのでしょうか。今ある価値観はどのように作られたのだと思いますか?

私たちは無意識的に他人や、社会と比べています。それが価値観の形成に影響をあたえ、自分を評価しているのです。

誰かから「美しくなりなさい」と強制されてはないはず。どんな容姿でいるかは自由であり、自分自身で決められることを忘れないように。

自分を嫌う内なる声から、解き放ってあげられますように。